老後の住まいは賃貸でも大丈夫?市営住宅・URという選択肢を現役ヘルパーが解説

老後の住まい
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訪問介護士として働きながら、介護・老後・終活について発信しています。

母を孤独死で亡くしたことをきっかけに、「もっと早く知っていれば」と思うことがたくさんありました。同じ思いをする人を減らしたくて、このサイトを始めました。

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「持ち家がない、実家も借家。老後もずっと賃貸を払い続けるしかないの?」

そう不安に感じている方、多いと思います。

でも訪問介護の仕事をしていて気づいたことがあります。私が担当している利用者の方々、市営住宅に住んでいる方がとても多いんです。

最初は「団地」というと昭和の団地のイメージでした。でも実際に訪問してみると、イメージと全然違う。広い、安い、しかも建て替えたばかりの物件は普通のマンションと変わらないくらい広くてきれいです。

「これ、全然アリじゃないか」と思って、市営住宅とUR賃貸について調べてみました。


この記事でわかること:
– 市営住宅とは何か・入居条件
– UR賃貸住宅とは何か・市営住宅との違い
– 老後の住まいの選び方


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市営住宅とは?

市営住宅は、住宅に困っている低所得者向けに市区町村が提供する公営の賃貸住宅です。「公営住宅」とも呼ばれます。

市営住宅の特徴

  • 家賃が安い:収入に応じて家賃が決まる「応能家賃制度」。収入が少ないほど家賃も低くなる
  • 広い:2DK〜3DKの物件が多く、一人暮らしには十分すぎる広さのことも
  • バリアフリー化が進んでいる:新しい物件や建て替え後の物件はエレベーター・手すり完備
  • セキュリティがしっかりしている:管理組合や自治会がある物件が多い

市営住宅の入居条件

入居には条件があります。主に以下の3つです。

1. 収入基準

月収(所得月額)が一定以下であること。目安は以下の通りです。

世帯の種類 収入月額の上限目安
一般世帯 15万8,000円以下
高齢者・障害者世帯など 21万4,000円以下

※自治体によって異なります。

2. 住宅に困っていること

持ち家がない、または現在の住居が狭い・老朽化しているなど、住宅に困っている状況であること。

3. 同居する親族がいること(原則)

原則として家族での入居が対象ですが、単身者向けの市営住宅も増えています。高齢者・障害者・生活保護受給者などは単身でも申し込めます。

市営住宅の申し込み方法

  1. お住まいの市区町村の窓口に問い合わせる
  2. 募集期間に申し込む(年に数回、抽選で募集)
  3. 抽選に当たれば入居審査
  4. 審査通過で入居

人気の地域は倍率が高く、何年も待つケースもあります。早めに情報収集して、募集があれば申し込んでおくのがおすすめです。

お住まいの市区町村の市営住宅担当窓口に問い合わせる


UR賃貸住宅とは?

URは「都市再生機構」が管理する公的な賃貸住宅です。全国に約70万戸あり、もともと「団地」と呼ばれていたものの多くがURです。

URの最大のメリット

礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要です。

高齢者が民間の賃貸を借りるとき、「保証人がいない」「審査が通らない」という問題が起きやすいですが、URはその心配がありません。

UR賃貸の入居条件

  • 収入基準:月収が家賃の4倍以上あること(貯蓄が一定額以上あれば緩和される場合も)
  • 高齢者の場合:収入が基準に満たなくても、貯蓄残高などで審査される特例あり

市営住宅より収入基準がやや高めですが、保証人不要・礼金なしは大きなメリットです。

UR賃貸の家賃目安

市営住宅より高めですが、民間賃貸より安いことが多いです。

エリア 1Kの家賃目安
都市部(東京近郊など) 5〜10万円
地方都市 3〜6万円

UR賃貸のシニア向けサービス

60歳以上向けの「高齢者向け優良賃貸住宅」もあり、バリアフリー設計・緊急通報システムつきの物件があります。所得が低い場合は家賃補助が受けられることも。

UR賃貸住宅の公式サイトで物件を探す


市営住宅とUR、何が違う?

項目 市営住宅 UR賃貸
運営 市区町村 独立行政法人(国)
家賃 収入に応じて決まる(安い) 物件ごとに固定(やや高め)
入居条件 収入が低いこと 収入が一定以上あること
保証人 必要な場合あり 不要
礼金・仲介手数料 なし なし
申し込み 抽選(年数回) 随時申し込み可能
単身入居 条件付きで可能 可能
バリアフリー 物件による 整備されているものが多い

収入が少ない → 市営住宅を狙う
収入はあるが保証人がいない・礼金を抑えたい → UR賃貸

この使い分けがわかりやすいと思います。


現場で見た「市営住宅の実態」

私が訪問している市営住宅の利用者さんたちは、総じて安定して暮らしています。

広めの部屋に長年住んでいる方も多く、「ここを終の棲家にする」と話している方もいます。建て替えが進んでいる団地はきれいで、エレベーターもあって使いやすい。

ペットを飼いたい方は注意が必要です。多くの市営住宅はペット不可です。URも物件によりますが、ペット可物件は限られています。

そこだけクリアできるなら、老後の住まいとして市営住宅やURは十分に選択肢に入ると思います。


老後の住まい、他の選択肢は?

市営住宅・URのほかにも選択肢があります。

種類 向いている人
民間賃貸 収入がある、場所を選びたい
市営住宅 収入が少ない、安定して住みたい
UR賃貸 保証人がいない、初期費用を抑えたい
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) 介護サービスも使いたい
有料老人ホーム 介護が必要になってきた

サ高住や老人ホームについては別の記事で詳しく解説しています。


まとめ

  • 老後の住まいは「持ち家がないと詰む」わけではない
  • 市営住宅は家賃が安く、広くて、バリアフリーも整いつつある
  • URは保証人・礼金不要で高齢者でも入りやすい
  • 収入が少ない → 市営住宅、保証人がいない → URが選びやすい
  • ペットを飼いたい場合は注意が必要

「老後の住まい」は不安になりがちなテーマですが、選択肢は思っているより多いです。まずは情報を集めることから始めてみてください。

参考リンク:
UR賃貸住宅 公式サイト
全国の公営住宅情報(総務省)

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