グループホームと訪問介護、両方で働いた私が思う違い|50代から介護職を考える人へ

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訪問介護士として働きながら、介護・老後・終活について発信しています。

母を孤独死で亡くしたことをきっかけに、「もっと早く知っていれば」と思うことがたくさんありました。同じ思いをする人を減らしたくて、このサイトを始めました。

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「50代から介護の仕事って、できるのかな」
「施設と訪問、どっちが向いているんだろう」

介護の仕事に興味がある方や、すでに働いていて職場を変えようか迷っている方から、こういう声をよく聞きます。

私はグループホームで働いたあと、今は訪問介護をしています。グループホームを離れたのは体力面で続かなかったからです。両方を経験したからこそわかる違いを、正直にお伝えします。

この記事でわかること:
– グループホームの仕事の特徴と大変なところ
– 訪問介護の仕事の特徴と大変なところ
– 意外と知られていない「移動時間」の注意点
– どんな人にどちらが向いているか


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グループホームの仕事

グループホームは、認知症の方が少人数で共同生活をする施設です。職員は、食事・入浴・排せつなどの介護に加えて、料理や掃除などの家事も入居者さんと一緒に行います。

認知症の方への対応力が問われる

入居者さんは全員、認知症の診断を受けている方です。慣れないうちは、対応が難しいと感じる場面がたくさんあります。

よくある場面:
– 何度も同じ話をされる:5分前に話したことを、また初めてのように話される
– 入浴を拒否される:「今日は入らない」「さっき入った」と言われて、なかなか入ってもらえない
– 帰宅願望:「家に帰らなきゃ」「子どもが待ってる」と、夕方になると落ち着かなくなる方もいます

こういうときに、否定せずに気持ちを受け止めて、うまく気持ちを切り替えてもらう。職員の対応力がとても問われる仕事です。

グループホームのいいところ

  • 同じ入居者さんと毎日関わるので、信頼関係を築きやすい
  • ほかの職員がいるので、困ったときに相談できる
  • 移動がないので、勤務時間がそのまま仕事の時間になる

グループホームの大変なところ

  • 認知症ケアに慣れるまで時間がかかる
  • 夜勤があることが多い
  • 介護と家事の両方をするので、体力的にきつい

訪問介護の仕事

訪問介護は、利用者さんの自宅に行って介護や家事をする仕事です。

自分のレベルに合わせて仕事が決まる

訪問介護の利用者さんは、身の回りのことはほとんど自分でできる方から、寝たきりの方まで本当にさまざまです。

そのため、ヘルパーの経験や対応できるレベルに合わせて、担当する仕事が割り振られることが多いです。

  • 経験が浅いうちは、掃除や買い物などの生活援助が中心
  • 慣れてきたら、入浴介助や排せつ介助などの身体介護も担当

いきなり難しいケースを任されることは少ないので、未経験から始めやすいのは訪問介護のいいところです。

訪問介護のいいところ

  • 1対1でじっくり関われる
  • 自分のレベルに合った仕事から始められる
  • 短時間・週数日など、働き方を選びやすい
  • 夜勤がないことが多い

訪問介護の大変なところ

  • 現場では基本ひとりなので、その場で判断しないといけない
  • 利用者さんの家によって、やり方や道具が違う
  • 天気が悪い日も自転車や車で移動する

要注意!訪問介護の「移動時間」

これは働く前に絶対に知っておいてほしいことです。

訪問介護は、利用者さんの家から次の家へ移動します。この移動時間に時給が出ない事業所があります。

たとえば、1件目が9時〜10時、2件目が10時半〜11時半だとすると、間の30分は移動しているのにお給料が出ない、ということが起こります。

本来、移動時間も労働時間として扱うべきだとされていますが、現場では「移動時間は払わない」「移動時間だけ安い単価」という事業所もまだあります。

面接のときに必ず確認してほしいこと:
– 移動時間に時給は出ますか?
– 出る場合、単価は訪問中と同じですか?
– 交通費やガソリン代は出ますか?
– 1日の訪問件数とスケジュールの例は?

時給だけを見て決めると、「思ったより稼げない」ということになりかねません。


グループホームと訪問介護の比較

グループホーム 訪問介護
対象 認知症の方 さまざまな状態の方
働く場所 施設 利用者さんの自宅
一緒に働く人 複数の職員 基本ひとり
夜勤 あることが多い ないことが多い
難しさ 認知症ケアの対応力 ひとりでの判断力
仕事の割り振り 全員が同じように対応 経験やレベルに合わせて
移動時間 なし あり(時給が出ないことも)

どんな人にどちらが向いている?

グループホームが向いている人
– 認知症ケアを深く学びたい
– チームで働きたい
– 同じ方と長く関わりたい
– 夜勤もできる体力がある

訪問介護が向いている人
– 未経験から、できることを少しずつ増やしたい
– 1対1でじっくり関わりたい
– 夜勤なしで、時間を選んで働きたい
– ひとりで動くのが苦にならない


よくある質問

Q. 50代・未経験からでも介護職になれますか?
A. なれます。50代から始める人も多いです。まずは「介護職員初任者研修」を取ると、訪問介護の仕事ができるようになります。

Q. 訪問介護は資格がないと働けませんか?
A. 身体介護や生活援助をするには、初任者研修などの資格が必要です。

Q. 認知症の方への対応が不安です。
A. 研修で基本は学べますが、実際は経験を重ねて身につくものです。訪問介護で少しずつ慣れていくのもひとつの方法です。

Q. 移動時間に時給が出ないのは違法じゃないの?
A. 移動時間は労働時間として扱うべきだとされています。気になる場合は、面接で確認したり、労働基準監督署に相談したりできます。

Q. 体力に自信がありません。
A. 訪問介護なら、生活援助中心や短時間勤務など、体の負担が少ない働き方も選べます。私自身、体力面でグループホームから訪問介護に移りました。


まとめ

  • グループホームは、認知症の方への対応力が問われる。同じ話、入浴拒否、帰宅願望などへの対応が多い
  • 訪問介護は、利用者さんのレベルがさまざまで、自分の対応力に合わせて仕事が割り振られる
  • 訪問介護は移動時間に時給が出ないことがあるので、面接で必ず確認する
  • チームで認知症ケアを学びたいならグループホーム、1対1で自分のペースで働きたいなら訪問介護

どちらも大変なことはありますが、人の暮らしを支えるやりがいのある仕事です。自分に合った働き方を見つけてください。

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