「親が亡くなったら、相続って誰に相談すればいいの?」
いざそのときになると、何から手をつけていいかわからない。50代になって、そんな不安を感じている人は多いと思います。
私の母は、生前に自分で終活を進めていました。葬儀のことも納骨のことも決めておいてくれたので、私たち兄弟はほとんど迷わずに済みました。準備があるかないかで、残された家族の負担はまったく違います。相続も同じです。
この記事でわかること:
– 相続の手続きで期限があるもの
– 弁護士・司法書士・税理士・行政書士の違い
– ケース別の相談先
– 窓口がひとつにまとまったサービスの便利さ
まず知っておきたい「相続の期限」
相続の手続きには、期限があるものがあります。
| 手続き | 期限 |
|---|---|
| 相続放棄・限定承認 | 亡くなったことを知ってから3か月以内 |
| 準確定申告(亡くなった人の所得税) | 4か月以内 |
| 相続税の申告・納付 | 10か月以内 |
| 相続登記(不動産の名義変更) | 相続を知ってから3年以内(2024年4月から義務化) |
特に相続放棄の3か月はあっという間です。親に借金がありそうな場合は、早めに相談してください。
相談先ごとの違い
弁護士
こんなときに:相続人同士でモメている、モメそう、遺産分割の話し合いがまとまらない
相続トラブルの代理人になれるのは弁護士だけです。費用は高めですが、争いになりそうなら最初から弁護士に相談するのが安心です。
司法書士
こんなときに:実家など不動産の名義変更をしたい、相続放棄の書類を作りたい
相続登記の専門家です。2024年から相続登記が義務になったので、不動産がある家は関わることが多くなります。
税理士
こんなときに:相続税がかかりそう、申告が必要
相続税の申告は税理士の仕事です。相続税は、遺産が「3,000万円+600万円×法定相続人の数」を超えるとかかります。たとえば相続人が子ども2人なら、4,200万円を超えると対象です。
行政書士
こんなときに:遺産分割協議書の作成、戸籍集めなどの書類作業
争いがなく、相続税もかからないケースの書類作りを手伝ってくれます。
銀行・信託銀行
こんなときに:手続きをまるごと任せたい
遺産整理業務を行っていますが、費用は高めのことが多いです。
ケース別・最初の相談先
| 状況 | 最初の相談先 |
|---|---|
| 家族でモメそう | 弁護士 |
| 実家の名義変更が必要 | 司法書士 |
| 遺産が多く、相続税がかかりそう | 税理士 |
| 借金があるかもしれない | 弁護士または司法書士 |
| 何から始めればいいかわからない | 相続の総合窓口 |
「何から相談すればいいかわからない」が一番多い
実際には、相続はいくつもの専門家にまたがることがほとんどです。
実家の名義変更は司法書士、相続税は税理士、兄弟でモメたら弁護士。それぞれ別々に探して、同じ説明を何度もするのは本当に大変です。
そこで便利なのが、ひとつの窓口でまとめて相談できるサービスです。
「終活と相続のまどぐち」
終活と相続のまどぐちは、新宿マルイにある終活・相続の無料相談窓口です。弁護士法人グループの会社なので、法律の専門家につないでもらえます。
「まだ何も起きていないけど、親が元気なうちに相談しておきたい」という段階でも相談できます。
親が元気なうちにやっておきたいこと
相続でモメる家族の多くは、「話し合っていなかった」ことが原因です。
- 財産の一覧を作ってもらう(預金、不動産、保険、借金も)
- エンディングノートを書いてもらう
- 遺言書について話しておく
- 通帳や印鑑、保険証券の場所を聞いておく
いきなり「遺産の話をしよう」と言うと、親が嫌がることもあります。「私が困らないように、どこに何があるか教えておいて」と、自分を主語にして伝えるのがおすすめです。
よくある質問
Q. 相続の相談は無料でできますか?
A. 初回無料の事務所や、無料相談窓口があります。自治体が無料の法律相談を開いていることもあります。
Q. 遺産が少なくても相談したほうがいいですか?
A. はい。遺産が少ない家族ほど「どうせ少ないから」と話し合わず、モメることがあります。
Q. 実家を相続したけど住む予定がありません。
A. 売却、賃貸、解体などの選択肢があります。相続登記をしないと売ることもできないので、まず司法書士に相談しましょう。
Q. 親に借金があるかわかりません。
A. 信用情報機関に照会する方法があります。相続放棄の期限は3か月なので、早めに専門家に相談してください。
Q. 遺言書があれば相続でモメませんか?
A. モメにくくはなりますが、内容によっては争いになることもあります。専門家に相談しながら作るのが安心です。
まとめ
- 相続には期限がある。特に相続放棄の3か月は要注意
- モメそうなら弁護士、不動産なら司法書士、相続税なら税理士
- 何から始めればいいかわからないなら、総合窓口に相談する
- 終活と相続のまどぐちなら無料で相談できる
- 親が元気なうちに、財産の場所と希望を聞いておく
相続の準備は、親のためでもあり、自分と兄弟のためでもあります。「まだ早い」と思うくらいのときが、ちょうどいいタイミングです。


